大学を卒業しました
こんにちは.今日は3/31ですね.本年度も終わります.
さて,私事ですが先週の金曜日に大学を卒業しました.Facebookには特に何も上げてないですがこれからあげますよ.振り返らないと過去を忘れてしまいそうなので今のうちに振り返っておきますよ.
1年生
自宅から通える距離で情報科学が勉強でき,国立という条件でかつ自分の学力で現役合格できそうな大学が筑波だったので受験して無事受かりました.しかも一般入試じゃなく,所謂推薦入試. 合格して知りましたがほぼ合格最低ラインで合格していたみたいです.
大学に入学するとACというガチ勢と一般入試で普通に勉強できる勢の板挟みみたいな位置にいてなかなかに面白い立場でした.あと,筑波大学は通いよりも大学周辺に住み着く輩が多いので僕みたいに通学タイプは少ないのですが,自分のいた学部とクラスにそこそこいたため,宅痛仲間という共通点を持った友達ができたのできっかけとしてはよかったかなと思っています.
情報系のお話としてはまず1年の夏にArduinoと電子回路を使って何か作るみたいな授業がありました.これで電車とかにある電光掲示板とか
みたいな赤色7セグとかを用いて色々文字を出力させたりするようなもので,今までプログラミングはそれこそ黒い画面に意味のない文字列を出力する行為と思っていたのが自由に何かを作る第1歩なんだと実感できる授業だったのですごい印象的でした.
また,サークルは高校時代同様でアマチュア無線をやるサークルに入ったのですがそこで鯖缶を任されました.もともと大学に入るまでLinuxも触ったこと無いしそもそもSSHとかも知らなかったので夏休みは自宅にあったボロマシンをLinux化し,日経Linuxとかを読み漁ってWebサーバーとかFTP, DNSとかメールサーバーとかを作成し少しずつLinuxの基礎やネットワークの基礎を手を動かしながら学んでいきました. やっぱこのときはキチガイだったのでArch Linux至上主義とかになってましたね.(いまはもう辛いのでUbuntuに丸投げしてますが)
また,夏休み明けに夏休みの塾の講師のバイトで稼いだ金ではじめてMacBook Airを買いました.いやぁお陰でTrackPadのよさに気づいて今までデスクトップ大好きマンだったのにもう今ではMacBookがないと生活できなくなってしまいましたよw
2年生
2年生ではデータ構造とアルゴリズムを授業で学びました.やっとその頃になってJavaにあるLinkedListと普通のArrayの違いとか理解できましたよね.そこまで全然理解せず適当に使ってましたもの.また,今よく使うPythonを勉強し始めたのも大体この頃でした. また,2年の秋頃には機械語(x86)を扱う授業があり,少し機械の気持ちがわかるようになったりとそんな感じでした.
更にCTFを始めたのもこの年です.確か友人にSECCON CTFとかいうCTFっていうのがあって楽しいよみたいな感じで誘われたのがきっかけでした.いやぁこれ全くわかりませんでしたがなんか知識がめっちゃ付きそうな感じで見事沼にハマっていきました.結局誘ってくれた友人は今はCTFやってないですが本当に感謝.
あと,夏休みに免許をとったのもこのときでした.
実家ぐらし + 自宅に車があるおかげでちょくちょく運転するのでそんなにうまくはありませんが人並みに運転できるので好き勝手にどっかにいけるのは良いですね.
あと,筑波大学の情報科学類にはオペレーティングシステム2という授業があってなかなかに鬼門な授業なのですが面白かったです.具体的にはオペレーティングシステム1で普通のOSの基本理論を学ぶのですが2では実際にCや機械語ではそれがどのように実装されているのかコードを読みつつ理解しようみたいな授業です.3年生向けでしたがいけるやろという軽い気持ちで行ったらめちゃくちゃ難しかったのですがなんだかんだで試験ボロボロながらA+をもらえたのでよく抜けられたなという気持ちでした.
3年生
3年では専門の授業が増大してきてなかなかにキツかった.とは言いつつも1つも単位落としませんでしたがw (成績の方は見ないで)
やっぱり持つべき者はよき友人というかなんというかほんと皆さんありがとうございました.
夏休みには初めてインターンシップに行きました.会社名は伏せますがインフラ関連系の会社です.初めて都内のDCに潜り込んだりLANの結線をしたりと大学ではなかなか出来ない貴重な経験をさせていただきました.ここで nwiizo くんに会い彼をCTFとプログラミングの沼へ誘い込みました.(随分この目論見は成功したようでよかったですよw)
あと,8月は仙台に行って東北大に行った後輩くんと高校の同期4人で温泉旅行 + 狐山に行ってたみたいだ
また,9月から神保町にある某社でPHPを書くバイトをしていましたがなかなかに大変でした.とは言いつつも上司に良くしてもらっていたのと会社が結構適当でいつ出勤してもよいと言うようなシステムだったのでよく行かせてもらいました.さらにそこで1ファイルに1万行とかあるクソPHPコードを読まされ,PHP嫌いになりつつクソコードが多くても何とか読めるようになる能力を植え付けられたので役立ちました.
年末にはPixivでバグ取りインターンに行ったり
CTFをやりつつ大洗に行ってアンコウ鍋を堪能したり結構好き勝手なことやってました.
また,合間を見て就活をはじめていて,周りからお前は大学院行くと思われてたし実際自分も大学院行くと思っていたのですが,色々考えて就職してしまうことにしました.
エンジニアの就活として言えることはバカみたいに大量の企業を受けないということと,適当なタイミングで切ろうということでしょうか.やっぱり東京に出るのには関東在住でもお金がかかりますし,時間も有限ですので,適当にいろんな業界を見渡してやっぱりベンチャー系ITでコード書きたいと思ったのといろんなことができそうという理由で今の会社の内定を受諾しました.
3月頭に mixi で開催された CTF git challenge に参加して一応受賞? したり,色々やってたみたいですね.
jtwp470.hatenablog.jp
4年生
4年ではじめて研究室に配属されました.自分が研究室を選択した理由は先生が良い人だったということと,研究分野にそこそこ興味があったということで,何かを研究したいという気持ちはありませんでしたが,結局研究室自体は良い環境でした.ちなみに研究分野はCTF CTFと言っている割にセキュリティ分野ではありません.
先生がAppleファンなのか研究室に配属されるとすぐにMacBook Airの特盛が渡され,研究室中央にあるディスプレイは55インチだったのですがApple TVが接続されていたのでAirPlayですぐにMacの画面を中央のモニタに飛ばせるので発表とかも楽だったのはよかったです.
また,先生自体が研究分野以外にもコンピュータサイエンス全般は大抵質問してもわかり易い回答が得られたり,他の分野のお話も楽しくものすごく尊敬できる先生に当たったので4年で卒業するのは少しもったいない気がしています.
とはいえ,やっぱり修士に行くまで研究を続けたいかと言われると微妙だったのが就職してしまうという理由に陥る原因だったのでしょうね.
さて,4年では運良くこれまで授業を落とさなかったので (成績は見なかったことに) 随分暇でした.なんなら週2で研究室行く以外は特に行く必要もなかったので. 当時学内で情報系学生で留学したい人いませんかみたいな通知が流れてきて,せっかく卒業してしまうし夏休みは暇だろうから3週間位の留学だし,少し海外行ってみたいしという理由でアメリカ旅行 + 留学というふざけたプランを立て,実際に6月頃1週間アメリカ,ラスベガスに旅行に行き,
はたまた8月中には3週間サンフランシスコに語学留学しました.
留学に関する話は当時ブログにしなかったのですが案外ツイッタとかで行っていたからか実際にリアルで会う人に留学について聞かれることがあるので今から当時の記憶を掘り出しつつブログにしていこうと考えているので少々お待ちを.
また,4月の頭に受験していた情報セキュリティスペシャリスト試験に合格しました
が,3年で15万の資格は取るつもりないし,そもそも自分の会社では全くこれは評価にならないんだよなぁwwwという気持ちなのでただの趣味ですね.
また多分6月頃に提出したセキュリティキャンプのアレが受かり全国大会にいけることが確定したのもこの時期です.みなさんも大学4年生までであれば行けるので行ってみそという気持ちです.
アメリカから帰ってきたらあとは研究に打ち込みつつ,諸々CTFに出るみたいな生活でした.SECCON 2016に出てCTF歴2年ですがまだまだカスのままですね.
またホント最近なのですがTrySailという声優ユニットにハマり今まで引きこもりでイベントとかには絶対に行かない性格だったのに年末のMusic Rainbow 04のナンスと天さんの会に参加して絶対に1回は全国ツアーに行くぞという気持ちが芽生えて高校時代の先輩から名古屋行きのチケットをもらって高速バスで行くという行為をしたり
センパイ.のリリイベに1発であたり調子に乗ったり(しかも1階席)実家公演に行ったり,と完全にTrySailオタクになってしまいました. 今度は横浜アリーナと神戸2日間ですが全部行く予定です.みなさんもハマりましょう.
さて,そんなこんなで無事卒業論文を提出し,何とか発表にこぎつけました.
この図はGitHubの自分の卒論リポジトリのコミットグラフです.確か1月29日あたりが提出日だったのでその周辺がめちゃくちゃコミットが増えていることがわかります.これから言えることとしてはギリギリになって本気をだすのではなくもっと前から頑張ろうなということですねw
卒論提出し,人生初の学会参加 + 発表を終えたあとは,新たにCTFチームHarekazeの一員としてサイバーコロッセオに参加してオンサイトのCTFを楽しんだり,
卒業旅行という名目で青春18切符を使って東京から大阪まで鈍行で行く過酷な旅をやってみたり
と人生の中でめちゃくちゃ移動距離を稼いだ1年だったのではないでしょうか.
最後に無事卒業して学位記をもらいました.
学士(情報科学)という学位です.
まとめ
大学では知識も勿論だが色々なことを学び体験できました.個人的にはココにも書いてないしあまり話をしていませんが2年の春から3年の夏まで地元のスーパーでレジのバイトをしていた経験があり,今までそこそこ頭の切れる人たちばかりとつるんでいたので大概自分の意見と周りの意見が同じというような状況にいました.しかし,そこで社会にはいろんなクレームを出してくる自分では想像したことのない考え方をする人に出会いました. 今まで自分の視点が1方向でしかないということに気付かされたので当時は思っていませんでしたが今思えばそのようなエンジニアリングではないバイトを経験していてよかったなと思いました.
一言ずつ
- 留学は一度してみたほうがいい
- 麻雀と鍋は最高だった
- 毎年大洗に欠かさず行く大学生活まじでよい
- 学生時代に彼女ができなかったorz
将来の展望についって
とりあえず4月からは大学を卒業しそのまま社会の沼にハマっていく予定です.多分最低でも数年はエンジニアとして生きて行くでしょう.多分自分の性格なので人を動かしたりマネジメントの分野は得意ではないのでそちらにはかかわらないと思いつつ. また大学も学士しか取りませんでしたが場合によっては数年後に大学院に入院しているかもしれません.
留学してサンフランシスコに3週間いて思ったこととしてはベイエリアの居心地がよかったので,もしかするとよさげな米国IT企業に就職してその辺で働くようになっているかもしれません.
自分が18で大学に入学したときは22のときに就職してるとは思ってもいませんでした.これから何が自分の身に起こりどうなるかは想像もつきませんが皆様よろしくお願いします.